OneNote Mobile 2007
どこが変わったのか、あまりよくわからないのですが、
使い方が判りやすくなった
少なくとも今までは、どうやって使うのか?使い込む労力に見合う対価が得られるのか?というところがよくわからなかった部分がありました。
今回は、豊富なテンプレートや例題がついていることによって、「どうやって使ったらよいのか?」という具体例が判りやすくなり、「モノマネ」から入ることで、十分使いこなせるようになったように感じます。
ノートブックの共有
まさに名前のとおり、"One"ノートで済ませることができるようになります。
以前もあったのかもしれませんが、
- OneNote Mobileの内容はActive Syncで取り込まれて「落書きノート」の中に放り込まれる。
- "ミニノート"でとった内容も同様に「落書きノート」の中に放り込まれる。
という感じになっていて、わりと使いやすいです。
今までは、どういう感じでノートの同期をとっていいのかわからなかったのですが、
- SharePointを使った共有
- 共有フォルダを使った共有
- Grooveを使った共有(後述)
ができるようになり、便利になりました。
ファイルのD&D
ファイルをD&Dで、
- リンクの挿入
- ファイルの添付
- ファイルの添付とファイルの印刷イメージの挿入
という動作ができるようになったのですが、この「ファイルの添付とファイルの印刷イメージの挿入」というのが非常に良いです。
今まで、論文やらドキュメントやらの整理に苦労していたのですが、説明的なファイル名をつけるか、ファイルを開かないと中身がわからなかったようなものでも、印刷可能なファイルであれば、その中身をそっくりそのままOneNoteのページに挿入することができるようになりました。
そこにいろいろメモ書きなんかを残すこともできるのでなかなか良いです。
管理する情報の階層の柔軟さ
OneNoteが管理する情報の単位としては、
- ノートブック
- セクショングループ
- セクション
- ページ
- サブページ
となっており、それらを組み合わせることにより情報のネストする階層がかなり深くできるにもかかわらず、操作性が非常に良いという点です。
昔は富士ゼロックスの情報箱というソフトを使っていましたが、いろいろ細かい点でかゆいところに手が届かない面がありました。
あのソフトは本当に秀逸だったと思うので、富士ゼロックスが開発をやめてしまったのは非常に残念です。
OneNote 2007は、情報箱を超える能力があるように思いました。
今後、期待する機能としては、
- Wikiとしても動作してほしい。
- Semanticな機能を追加してほしい。
- 情報にアクセスするためのナビゲーションビューとして、他の種類のビューなども追加してほしい。
というあたりでしょうか。
#確かに「紙」のすごさというのはありますが、「紙」のエミュレーションでとどまらないでほしいです。