フロードキュメントと固定ドキュメント

Windowクラスなり、NavigationWindowにGUIをレイアウトする際にフレームやページといったクラスをコンテナとすることができます。

それらのGUIコントロールを要素として格納するコンテナとしてドキュメントクラスを利用することができます。

ドキュメントクラスには、それらの要素を構造として保存することができ、その用途によってフロードキュメントと固定ドキュメントが用意されています。

フロードキュメントとは、ウェブブラウザのように表示デバイスに応じてドキュメントの構造を維持しつつ、リキッドレイアウトするようなドキュメントのことを指します。

一方、固定ドキュメントはDTPソフトのように表示デバイスに依存せず、どんな環境で表示しても同一に見えるようなドキュメントを指します。

これらのドキュメントはXPS(XML Parser Specification)に準拠したファイルフォーマット・文書構造を採用することで、Windowsのコントロールや書式指定された文字列、あるいは画像やムービー、URIなどの要素を埋め込んだ文書を読み書きすることができるとともに、非常に高度なビューアーコントロールも用意されています。

また、XPSをベースとして拡張を行い、独自の文書フォーマットを作成することができます。

同様な基盤技術のもとに開発されたのがいわゆるOffice 2007のOpen XML Formatとなります。