Biological pacemakers as a therapy for cardiac arrhythmias.
再生医療の技術を使って細胞のイオンチャネルに関する遺伝子発現をコントロールすることによって、自動能を持った細胞を安定して作ることができるようになれば、従来型の電気ペーシング型ペースメーカーよりもっと生理的な治療ができるのではないか?という話題のようです。
Biological pacemakers as a therapy for cardiac arr...[Curr Opin Cardiol. 2008] - PubMed Result
発想としては悪くないと思いますが、やはり現実的なことを考えると、
- 洞機能不全になったのはなぜなのか?
- 新しく移植した細胞も同様に洞機能不全にならないといえるのか?
- 神経やホルモンなどからのシグナルをきちんと受け取れるのか?
- リモデリングによる催不整脈作用もありえるのではないか?
など、ハードルは高いように思います。
#ただ、iPS細胞の研究が一気に加速しそうなので、長期的な視点でこういうテーマに
#取り組む人がいてもいいのかもしれませんが。