J by J#
いやぁ、世の中にはツワモノがたくさんいるもんだと驚きました。
こちらのサイトでは、「各種の Java ライブラリを Visual J# 2005 をつかって .NET Framework 2.0 にポート」されているのだそうです。
さてポートされているライブラリの一覧をみてみると、結構本格的だったりします。
- JSharpLib:Visual J# に欠けていある・バグがあるクラスの実装とさまざまなユーティリティクラス
- JSAPITools:Visual J# API の互換性をテストするツール
- iText.NET 2005:PDF 生成ライブラリ
- log4j4net:loh4net の log4j ラッパー
- Apache Log4j:ログサービス
- Apache xml-commons:Apache XML プロジェクトの共通コード
- BouncyCastle:クリーンルーム JCE とセキュリティプロバイダ
- Crimson:XML 1.0 をサポートした XML パーサ
- GNU JAXP:XML 1.0 をサポートした XML パーサ
- Jakarta-Commons CLIコマンドラインパーサ
- Jakarta-Commons Collections:コレクションフレームワーク
- Jakarta-Commons Lang:共通ヘルパユーティリティ
- Jakarta-Commons Logging:ロギングフレームワークラッパ
- Jakarta POI:OLE2 複合ドキュメントの操作ライブラリ
- japitools:Java API の互換性テストツール
- JCraft JSch:SSH2
- JCraft JZlib:Java による zlib のインプリメンテーション
- JFreeChart.NET:チャートライブラリ
- JUnit:テスティングフレームワーク
- Xalan2:XSLT プロセッサ
- Xerces:XML 1.0 をサポートした XML パーサ
- Xerces2:XNI をサポートした XML パーサ
どうやら、Sunとのもめごとのせいか、J#はVisualStudio2005をもって打ち切りになるとのことらしいです。
まあ、今更こんなことを言っても仕方がないかもしれませんが、CILなど、.NETも標準規格としての色彩も出てきたことですし、うまくJavaなどと融合してマルチプラットフォームな開発環境をもうちょっと早くリリースできていれば、おもしろいことになっていたのかもしれません。