画像処理ライブラリとしてのR

RでもrImageというパッケージを使うと画像の処理が簡単にできるということがこちらの書籍に書かれています。

The R Book―データ解析環境Rの活用事例集

The R Book―データ解析環境Rの活用事例集

実際にいろいろいじってみるまで、相当いろいろ遊べるのかと思っていたのですが、画像処理ライブラリとしてはあまり充実したものではなく、いくつかの簡単な処理関数とjpeg読み込みと表示のためのライブラリがあるだけで、さまざまな画像形式を読み書きしたり、動画を処理できるような機能はありません。

ただ、行列演算などが非常に簡潔に書けるので、アルゴリズムさえ確定してしまえば、オリジナルのライブラリを構築するのは簡単かもしれません。

.NETにRを埋め込んだり、相互運用するにはR(D)COMというCOMブリッジを利用します。
(この利用方法についても過去記事を参照してください。)

ちなみにこのCOMブリッジはScilabと接続することもできます。

Scilabのほうは、Rに比べるとすこし盛り上がりに欠ける印象を持っていましたが、今、ちょっとのぞきに行ったところ、Toolboxもすこしずつ充実してきたようですね。

ちなみに画像処理関係のツールボックスだけでも規模の大小の差こそあれ、10種類くらいはありそうです。

http://www.scilab.org/contrib/index_contrib.php?page=download&category=IMAGE%20TOOLS